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マイクロサポートでは 「マイクロハンドリング ニュース」として、継続的にマイクロハンドリングやサンプリングについての情報を発信しています。引き続きよろしくお願いいたします。
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微量液体ハンドリング/マイクロインジェクター使い方編
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今回は、微量液体のハンドリングが可能なマイクロマニピュレーター用アクセサリー
「マイクロインジェクター」の使い方についてご紹介いたします。
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・既に購入済みだが、使い方のイメージがイマイチわからない
・購入予定だが、マニピュレーターに取り付けて誰でも簡単に使えるのか?
・どんな原理で微量液体のハンドリングを行っているのか?
・使う上での注意点は?
などの観点で、まずは原理からお話したいと思います。
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《 原 理 》
液体に①マイクロピペット先端を接触させることにより、毛細管現象にて自然に液体吸引が始まります。
吸引後は大気圧の影響を受けるため、液体はマイクロピペット内に留まりますので流出しません。
吐出す場合は、③ポンプを握り陽圧をかけることにより行います。
毛細管現象で吸える以上の液体を吸引したい場合は、⑤シリンジを回転させ陰圧環境とすることでさらにピペット内への吸引量を増やすことが可能となります。
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《 製品基本構成 》
①マイクロピペット(ミクロンレベルのガラス製ノズルです。内径1μm~選択できます)
②ピペットハンドル(マニピュレーターに取り付けるための専用ハンドルです)
③加圧ポンプ(吐出の際に加圧するためのゴム製ポンプです)
④三方活栓(吸引/吐出操作の際に、流路を切替えるのに使用します)※使い方は動画参照
⑤インジェクター本体(回転させて陰圧/陽圧をかけるためのシリンジです)
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《 使い方 》
・吸引したい液体の状態や量により、マイクロピペットのサイズを選択します。
・マイクロピペットをピペットハンドルに取り付け後、マニピュレーターにセットします。
・顕微鏡下にてマニピュレーターを操作し、ピペット先端を液体に慎重に近づけます。
・状態を視認しながら吸引を行います。
・任意場所に移動し、ピペット先端を僅かに接触させて、ポンプを握って吐出します。
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【 アプリケーション動画 】
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《 注意点・ポイント 》
使用する際には、必ずマニピュレーターを併用し、顕微鏡下で作業してください。
マイクロピペットはガラス管ですので、手持ちでの作業では先端が破損します。
吸引の際は、エアーを噛み込まぬ様に注意し、ピペット部分が見える範囲内で使用してください。
吐出の際には、実際は滴下では無く、液体を転写する万年筆のイメージでの作業となります。
吐出し量は、ポンプの微妙な握り加減でコントロール可能です。
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《 まとめ 》
顕微鏡下での微細作業を行う際は、そのアクセサリーの原理を理解することがポイントとなります。
すべてのツール・アクセサリーには《原理》が存在しますので、不明な点がありましたら遠慮なく弊社エンジニアにご相談ください。
今後も、弊社のアクセサリーの使い方について、原理を交えた情報をシリーズ化していきます。
ちなみに、次の機会では「真空吸着ツールセット」についてお話する予定です。
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